日本発:世界ポリオデー2018

1024日の「世界ポリオデー」の前後に世界中でポリオ撲滅のためのイベントが行われ、日本でも数多くのイベントが実施されました。
情報が寄せられた世界のイベント数は4,005件、日本からも128件のイベント情報が寄せられました。
ごく一部ですが、日本で行われたイベントをいくつかご紹介します。

2680地区(兵庫)
「地球のために、平和のために、未来のために」をテーマに、1134日に神戸メリケンパークにて「ひょうご五国+ワールドフェスタ」を開催。兵庫県から「兵庫県政150周年記念事業」としてご協力いただき、五国からの「ゆるキャラ」20体も大集合。約75,000人が来場しました。END POLIOの募金のほか、インターアクターが奉仕活動紹介やキッズコーナーでの子どもたちの世話をし、ローターアクターが独自の活動を紹介。青少年交換来日学生とVTT研修生、米山学友、財団学友、RYLA学友会も大活躍し、まさにロータリーファミリーが一丸となってイベントを作り上げました。
特設ステージでは、1日目には消防音楽隊、地元高校のマーチングバンド、中・高校生によるブラスバンドやスーパーキッズオーケストラの演奏、2日目には中高生ダンス部やキッズダンス、勇壮な和太鼓の演奏、華僑の獅子舞など舞台から会場へと繰り広げられ、最後はサンバで幕を下ろしました。

松本空港ロータリークラブ(長野)
2000年シドニーオリンピックのマウンテンバイククロスカントリー日本代表で、全日本チーム監督も務めたクラブ会員、鈴木雷太さんがプロデュースする自転車ロードレース「アルプスあづみのセンチュリーライド」で、ポリオ撲滅や医療、教育への理解と協力を訴え、「チャリティーエントリー」を募りました。このレースには毎年、約4,000名が参加します。
この結果、多くの寄付金が集まり、長野県、地元NPO法人、松本空港ロータリークラブの3団体にそれぞれ70万円の寄付がありました。クラブは70万円全額を寄付し、ゲイツ財団からのマッチングと合わせて総額210万円をポリオ撲滅に寄付することができました。

熊本グリーンロータリークラブ(熊本)
クラブ創立30周年記念として、1016日に地元映画館にて『ブレス しあわせの呼吸』の鑑賞会を実施。英国のポリオサバイバーの実話を描いたこの映画で、ポリオ撲滅への認識向上を行いました。タウン誌や地元新聞で参加者を募集したところ、昼と夜の上映会の定員計280名よりはるかに多い応募があり、参加者が抽選で選ばれました。
当日は、ほぼ満席の入場者に『Rotay  世界と日本』の小冊子等を配布。また、上映前に永田壮一直前ガバナーがロータリーのポリオ撲滅活動と現況を参加者に説明しました。上映後は、多くの招待者から「感動した」との感想が寄せられました。

深谷ロータリークラブ(埼玉)
1110日(土)と11日(日)、深谷市産業祭に深谷ロータリークラブとして初めて参加。社会奉仕委員会の徳間寛子委員長を筆頭に、ポリオ撲滅の募金活動を実施しました。ロータリークラブがどうのような活動をしているのかを地域の人たちに知ってもらおうと、当日は200円の募金でスローボールのゲームを楽しんでもらい、花苗2個をプレゼントする時にポリオ等のチラシを一緒に渡しました。
両日で400人以上の来場者が参加しました。

長浜東ロータリークラブ(滋賀)
1027日(土)、長浜駅前ペデストリアンデッキ(長浜駅とえきまちテラスをつなぐ空中歩廊)で、ポリオ撲滅のための街頭募金を行いました。
会員62名中、7割にあたる42名が参加。クラブ内でのポリオ撲滅への認識も高まりました。
「募金してくれる方が思っていた以上に多くおられ、人のやさしさや温かさを知ることができた」と会員の方は述べています。

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野生型ポリオウイルスが常在する国は、世界で3カ国を残すのみ。しかし、世界にポリオウイルスが存在する限り、一度ポリオが撲滅された国でも再び感染が発生する可能性があります。
ポリオに脅かされる子どもが一人もいない世界の実現を皆さまとともに願いつつ、今年もポリオ撲滅のために募金活動や寄付をしてくださった皆さまに心から感謝申し上げます。

ありがとうございました!


 

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ハミド・ジャファリ(WHO東地中海地域ポリオ担当ディレクター) | 3月. 25, 2024