マイケル・マクガバン氏、世界ポリオ根絶推進活動の監視委員会の委員長に就任
12月. 8, 2025
この度、サウスポートランド・ケープエリザベス・ロータリークラブ(米国)の会員であるマイケル K. マクガバン氏が、世界ポリオ根絶推進活動(GPEI)の戦略的方向性と統一的なリーダーシップを担うガバナンス機関「ポリオ監視委員会」の委員長に選出されました。
この任命は、1988年にGPEIを共同設立し、ポリオ根絶に向けて29億米ドル以上の資金提供と数え切れないほどのボランティア活動を行ってきた国際ロータリーにとって重要な節目となります。この新たな役割でマクガバン氏は、GPEIのパートナー団体の活動を調整し、安全かつ持続可能な方法で「ポリオのない世界」という目標達成に向けた取り組みを指揮します。また、2014年から務めているロータリーのインターナショナル・ポリオプラス委員長も引き続き兼任します。
「ポリオ監視委員会の委員長を務めることは、名誉であり責任でもあります」とマクガバン氏。「私たちは、ポリオのない世界の実現にかつてないほど近づいています。パートナーや数百万のボランティアと共に、この使命を必ず果たします」
この委員長交代は、ポリオ根絶の最終段階という重要な時期に行われます。世界のポリオ症例は99.9%以上減少しましたが、医療インフラが不十分な地域や紛争が続く地域、アクセスが困難な地域では、依然として課題が残されています。マクガバン氏は、GPEIのパートナー組織間の戦略の調整、説明責任の確保、資源配分の指針策定において重要な役割を果たすことになります。GPEIのパートナーには、国際ロータリー、世界保健機関(WHO)、国連児童基金(UNICEF)、米国疾病対策センター(CDC)、ゲイツ財団、Gaviワクチンアライアンス、そして多くの国の政府が含まれます。
マクガバン氏は1986年にロータリーに入会し、国際ロータリーの理事と副会長、ロータリー財団の管理委員と副管理委員長を歴任。ポリオ監視委員会委員長としての2年間の任期は、2026年1月1日から始まります。